大気汚染による死亡リスク

WHOの2021年の報告書によると、「大気汚染が原因で死亡している人は世界で毎年700万人に上る」らしい。

また、早稲田大学の2021年の発表によると、早期死亡者(平均死亡年齢よりも前に発生する死亡)が、年200万人だそう。
その中には、約8万人の乳幼児(5歳未満)が含まれます。

G20の消費はPM2.5の排出を通じて年200万人の早期死亡者を生むことを解明

https://www.waseda.jp/top/news/75775

PM2.5

大気汚染物質の一つで、大気中に浮遊する粒子状物質のうち2.5μm以下の大きさの物質のことです。
これまでの多くの研究から、PM2.5と死亡リスクとの関連について報告されており、国際がん研究機関(IARC)では、PM2.5は肺がんにおいて、「ヒトに対して発がん性がある物質」と判定しています。
また、アメリカ心臓協会では、循環器疾患に関与している要因であると報告しています。

WHOガイドラインで推奨されている、年間平均10μg/m3以下でもリスクの上昇がみられると報告されています。

出典:国立がん研究センター

 

日々暮らしていると、あまり大気汚染のことを意識していませんが、本当はもっと真剣に考えないといけないのかもしれないですね~。

ニュースで「黄砂」の情報を見かけると、洗濯物は部屋干しにしようかなとか、マスクしようかなぐらいかしら?

一応Twitterで、住んでいる市のPM2.5測定値情報は見ているけれど、そんなに気にもしていないです。
(ちなみに工場が多くある地域はやはりPM2.5の測定値も多い感じです。私が住んでいる近くの工場は、土日が休業日なのか、土日になると数値が下がりますね。)

上述の国立がん研究センターの研究では、日本の低濃度地域に住む人を対象にPM2.5濃度と死亡リスクとの関連について調べたようです。

PM2.5濃度が上昇すると循環器疾患死亡リスクがあがる

ということが判明。
PM2.5による酸化ストレスの増加、血管内皮機能障害や動脈硬化の促進作用により、循環器疾患死亡のリスクをあげると考えられるようです。

高濃度地域では肺がんのリスクがあり、低濃度地域でも循環器疾患死亡のリスクがあるということか・・・。

そういえば呼吸によるマイクロプラスチックの摂取量は、食物からの摂取量と同じ量とのこと。このマイクロプラスチックも有害物質を付着しているので、健康被害が起きてもおかしくない。

(こういうことを書いていると、世界中でのマスク騒動は、実はマスクをする予行練習だったのかも?(笑)とさえ思えてしまう。)