欧州化学物質庁は、乳幼児への健康リスクを最小限の抑えるために、使い捨て紙おむつに含まれる危険な化学物質を規制する方向に動いている。(現在協議中)
紙おむつには有害物質が含まれていることがあるようだが、日本製のものはどうなのでしょう?
どこの国だとしても、原材料表記はされていても含有されている化学物質までは消費者にはわからない。
なので国が規制してくれるのはありがたいことだ。
紙おむつだけの問題ではなく、私にとって身近な生理用品も同じである。
原材料は化学繊維などのプラスチックで高分子だから、その素材が経皮吸収されることはないが、
情報提示されていない化学物質に関しては、物質名も分子量もわからず、吸収される可能性は否定できない。
ここ数年新しい生理用品も増えてきた。
色々検討してみると、ユーザーは、「もれない」「めんどくさくない」「交換回数が少ない」ものを求めているように思う。
確かにQOLは上がりそう。
そういった商品はやはりプラスチック(化学繊維)になってします。
一部コットンが使用されていても、薄っぺらい一部だけ。
また吸水ライナーという新しい商品が出るらしい。
布ナプキンなのかと思いきや、肌面もポリエステルで100%化学繊維のようだ。
(それなら使い捨てのほうが衛生的なのではないかとも思うが・・・。)
化学繊維100%だと洗った時にもマイクロプラスチックが流出することになる。
抗菌作用がある新素材を使用しているらしいが、肌面ポリエステルで、1日中つけっぱなしにできるようなので、
肌が弱い人はかゆみが出たり、かぶれたりする可能性が高い。
「もれない」「めんどくさくない」「交換回数が少ない」を求め、新技術・新素材が開発されるのは良いことだが、
10年先・20年先の健康への影響はどうなのだろう?
しかし急性毒性がない限り、将来のリスクより目先のベネフィットが優先されるのだろう。
そして肌や体に良い素材を使った布ナプキンは退化しているのだろうか?
色々な方向から考え始めると、何が良いのかわからなくなり、ぐるぐると同じところを回っているような感覚になる。
少なくとも私は布ナプキンを使って体が進化したのか、経血をほとんどお手洗いで排出でき、
「もれない」「めんどくさくない」「交換回数が少ない」を実現している。
(もちろん最初の頃は「布ナプキンに垂れ流し」をしていたが・・・。)
こんなことを言っているとまた叩いてくる人々もいるだろうが、
各人にとって快適で健康的な生活が送ることができたら良いなと思う。