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環境ホルモンはもう古い?

もう20年以上前にマスコミでも騒がれたいわゆる環境ホルモン問題。

「人体に影響がないことがわかって、この考えはもう古い」というような記事を読みました。

本当にそうなのでしょうか?

 

確かに20年以上前に話題になった「ダイオキシン」。

これは、日本のごみ処理場の設備の発展や排出しないような企業努力により、ほとんど環境中に排出されなくなりました。

しかしダイオキシンが無毒化されたわけではありません。

現に国ではいまだに毎年環境中のダイオキシン量を計測しています。

 

ダイオキシンだけが環境ホルモンではありませんからね。

 

人生で一度も薬を飲んだことがない方は珍しいかと思います。

あなたが飲んでいる薬の成分が環境中に排出されていわゆる環境ホルモンになります。

 

・飲まなくなった(必要なくなった)薬を排水溝やトイレに流している方が多い。

・私たちが口から飲んだ薬の成分の一部が尿や大便と共にトイレから下水に流れている。

 

下水処理の技術も向上していますが、低分子の化学物質は完全には除去できず、河川から海に流れ出ています。

これは水質調査からも判明しており、魚類の体内からも検出されています。

 

これらの魚類を食べたり、水道水を飲んだからといって、急性毒性が起きたり、すぐに病気になったりするわけではありません。

長い年月をかけて私たちの体内に蓄積されてしまう可能性はあります。

でも「これが原因で病気になった」とは証明できないのです。

(動物実験では証明されているものもありますが、人間とは大きさが違う、構造が違うなどと言ってくる人もいますしね。)

 

今、「原因不明」と言われている病気が多いと思いませんか?

 

最近話題のアスベストなどは、その物質を日々大量に吸い込んだ工事現場の方々に肺がんなどが発症し、有害物質とわかったわけですが、

そのような稀なケース以外、普通に暮らしている中で病気になっても原因が特定されないことが多すぎます。

 

もちろんそれらの原因が環境ホルモンだと言いたいわけではありません。

ただ「人体に影響はない」とは言い切れないと思っているのです。

 

余談ではありますが・・・

アメリカでプールの水を調査したら、29ヶ所全てのプールから尿成分が検出され、

その中に人工甘味料が含まれていたとの論文を読んだことがあります。

この人工甘味料の物質は、調味料やスイーツ、歯磨き粉、ガムなどに添加されているもののようです。

人工甘味料だけではなく、他の物質も部組まれているのですが、これらがプール水中に含まれる塩素と化学反応を起こし、発生した化合物が目・肺・皮膚を刺激すると言われています。

その化合物の一部は、水泳選手の喘息との関連が疑われているようです。

 

プールに1年に1度しか行かないような方には関係ないことも、毎日のように練習のためにプールに入っている選手には影響が出ていることもあります。

 

私たちが想像もしていない所・状況で、有害な化学物質を摂取している場合がある、ということを知っておいてください。

 

決して脅しているわけではありません。

ただ、無毒化されたわけではないし、人体に影響がないわけではないということです。