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吸水ショーツってどうなの?

数年前から生理用ショーツ(吸水ショーツ)が話題になっていますね。

去年もSNSなどでよく見かけるようになりました。

 

吸水ショーツは、これまであったサニタリーショーツではなく、生理の時にそのまま履くタイプの下着(生理用品)です。

これまでのサニタリーショーツは使い捨てナプキンをプラスしていたかと思います。

そのまま履くタイプなので、下着自体に経血を吸収させることになります。

 

さて、このショーツ型の生理用品、どうなのでしょう。

 

<吸収量>

公開されている情報によると、下記のような吸収量のようです。

A社:タンポン約12本分

B社:ナプキン3枚分

C社:タンポン約3本分

 

これぐらいあれば、1日中履きっぱなしでも大丈夫な日が多そうですね。

いちいちパンツを脱いで交換するのはとても面倒ですし、持ち歩くことも厳しいでしょうし。

 

<素材>

でもこれぐらい吸収するということは、それなりに吸収する素材が使われているということになります。

某社の素材は「ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、綿」とのことでした。

 

トップシートにコットン使用で、高分子ポリマーが入っていない使い捨てナプキンの素材とほぼ一緒ということになりますね。

 

この時点で私は使用することが難しいです。

(私は化学繊維が内部に使われているものを使用するとすぐにヒリヒリとしてきます。)

 

使い捨てではない、エコという点では環境に配慮された商品ということでしょう。

 

<衛生面>

布ナプキンを洗って使用することが不衛生だと言っている女医さんがいましたね。

その方から見たら、布ナプキンよりも不衛生ということになるかと思います。

 

布ナプキンよりも洗う面積が大きいことと、1枚当たりの吸収している経血の量が多いという点では、

布ナプキンよりも洗濯が大変かもしれません。

 

生理以外の普段の日から着用している方も増えているようです。

タンポン何本分もナプキン何枚分も吸収する素材が重なっているショーツは、綿1~2枚よりも通気性が悪く、

それを普段から使用することによって、今後何かしらの影響が出ないかとても不安を覚えます。

 

まずは、長時間使用によるTSS(トキシックショック症候群)*にはお気を付けください。

 

*詳しくはこちらをご覧ください。

毒素性ショック症候群 - Wikipedia