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婦人科受診のハードル

月経の問題(例えば、ひどい月経痛や生理不順・かゆみなど)があっても、婦人科を受診される女性は少ないかもしれません。

 

そもそも病院自体に行くことがハードルが高いと感じている方が多いですよね。

お仕事が忙しく帰宅時間には診療時間が終わっている、有給休暇が取りにくい、何となく抵抗感があるなど、行けない理由は様々かもしれません。

 

私自身のお話をすると、病院に行くことはそんなに抵抗はないのですが、小さいころ怖い思いをした歯医者や、あまり行ったことがない耳鼻科などは今でも緊張します(苦笑)

 

なぜ病院に行くことに抵抗がないかというと、実は昔死にかけたことがあるからです。

明らかに具合が悪く、症状もあったのに、放置していたのです。

いよいよ誰の目から見てもおかしい状態になった時にやっと病院に行きました。

担当医には「あと少し遅かったら死んでたかもしれない」と言われました。

半分脅し(?)もあるかもしれませんが、それほど状態は悪かったのです。(自覚あります・・・。)

若かったこともあり、驚異的な快復をしたのですが、その後が問題でした。

免疫力がかなり低下していたのだと思いますが、2年連続で肺炎になりましたし、

病気から8年ぐらいは何をやっても疲れやすくなっていました。

 

そんな死にかけた経験から、何かちょっとでも異変を感じるとすぐに受診するようにしています。

 

婦人科を初めて受診するきっかけは、子宮がん検診で要再検査になった時です。

20代前半で初めて受けた子宮がん検診です。

結局はがんではなく、とあるホルモン値が異常で、生理不順になっていたのです。

(この後の何年にも渡る通院についてはまた別の機会に)

 

最初の1歩を踏み出すと受診の抵抗感はなくなってくると思います。

女性医師のいる婦人科や、職場・自宅から通いやすい婦人科を検索してみてください。

 

どのような治療や対処をするかは、"まずは診断してもらって"から医師と相談しつつ、自分で最終的に判断すれば良いと思います。

 

具合が悪くても何となく毎日を過ごしていけるから放置しがち・・・という気持ちもわかります。

でも、やはり健康って素晴らしいことです。

 

月経(生理)の時に、市販の鎮痛剤を毎回飲まないと何もできない、寝込んでしまう、激しい頭痛や吐き気がする、など何か日常生活を正常に過ごせないような症状がある場合は、まずは婦人科を受診してみてください。

 

全ての女性が、少しでも快適な月経期間を過ごせますよに。